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ソーラー発電が起こすトラブル。ソーラーって理想のエネルギーじゃないよ。 [テクノロジー]

「ソーラー発電ノイズシリーズ」を不定期に書いていますが、一般向けに書いてみたいと思います。
世間で流行っているソーラー発電ですが、これにはマスコミでも取り上げられていない問題が多数あります。

その問題の一つがノイズ(雑音電波)です。
ソーラーシステムは、屋根に載せるソーラーパネル(太陽電池)と、壁に取り付けるパワーコンディショナーがセットになっています。問題はこのパワーコンディショナーに有ります。
パワーコンディショナーはソーラーパネルからの電力を受け入れ、直流を交流に変換して、家庭内への電力供給と、余った電力を電柱の電力線に送り出す(逆潮流と言います)役割をしています。この機械は高速に動作しているので、その動作でノイズ(雑音電波)がでます。だいたいどんな電子機でもノイズは起きるのですが、扱うパワーが半端じゃないのでかなり大きなノイズが出ます。
このノイズはそとに漏れないように、フィルターという回路を使ってパワーコンディショナーの中に閉じ込めるように設計します。しかし、この設計が不十分で、多くのパワーコンディショナーはノイズを外にばらまいている状態になっています。

このノイズはどのような悪影響を起こすのでしょうか。
一番大きな影響を受けるのは、私がやっているアマチュア無線です。アマチュア無線は、それこそ地球の裏側からの弱い電波に耳を澄ませて交信するような事が普通に行われています。ここにノイズが入って来ると強烈な妨害となってしまい、通信ができなくなります。しかも、このノイズはとても広範囲に発生するので、周波数をずらして逃げるという事も難しいです。

一般人には、ラジオとかの電波を使用した機器へ影響が出ます。携帯電話も電波を使用した機器ですが、携帯電話はシステム的に周波数的に影響は受けにくいのですが、ラジオには大きな妨害となります。
電波は目に見えませんが、工場の排水や排気の公害と同じで、目に見えない所で大きな影響を起こします。
この事は電波管轄する総務省、エネルギーを管轄する経産省でも認識しており、メーカーも何らかの対策を迫られています。しかし、日本はノイズに対する規制はVCCIという業界自主規制しかなく、法的拘束力がありません。海外はきちんとした規制値があるので、それを根拠に製品をテストして出しているのですが。

実際の所、VCCやFCCの規制レベルでは甘いです。このレベルでも、ソーラー発電設備と無線設備が近いと確実に通信障害が起きます。うちがまさにそれで、あまりにも近くに摂津されてしまったので、ほとんど打つ手が無い状態になりつつ有ります。極端な話、ソーラー発電設備を撤去してあきらめてもらうしか無いです。

ここまではノイズの話でした。
しかし、実は他にもまだ有ります。「売電」の話です。
これは計算してみればすぐ判る事なので、興味がありましたら自分で調べて計算してみてください。

まず、既存の電力網は売電を効率よく行えるような設計になっていません。現在の、まだあまり普及していない状態であればなんとかなるのですが、これがさらに普及するとあっという間に破綻します。
ソーラー発電の余剰電力は電力会社に売電されますが、発電所に戻されているわけではありません。近所に使ってもらい、それを間接的に売電していることとしているのです。この「近所に」というのがポイントで、近所の範囲も送電網の都合で限定された範囲に限られます。基本的に、自分の所で売った電力は、隣の家で使われます。隣の家でも使い切れないと、その隣で使います。数件が良いところでしょうか。これは、近所にソーラー発電が増えれば増えるほど、売る人ばかりで買う人が近所に居なくなるのは想像できると思います。そうです、売電できなくなるのです。電力は貯める事ができず、移動する事もできません。近所に売り先が無くなると売電できなくなり、売電できなくなった余剰電力は捨てられます。捨てられると言っても物じゃないので無理ですが、ソーラーパネルが発電しなくなる状態になります。あたかも、発電状態が悪いように見えるようになります。

もし、近所にソーラー発電が有る場合はよく考えてから設置した方が良いでしょう。

ところで、今は売電単価は42円/KWhという高価な単価で買い取ってくれていますが、実はこれ、他の人がみんなで割り勘してるのです。電気料金の請求書を見ると、太陽光発電促進費用という名目で何10円か取られているのが判ると思います。これは、高く買い取って安く売らなくてはならないので、その差分を全員に負担してもらっているのです。総括原価方式ゆえです。ソーラー発電が増えれば増えるほど、この金額は増えます。ようするに、買電が高くなっていくのです。
なので、何年で元が取れるという話も計算通りには行きません。普及すればするほど、出資を回収するのが遅くなります。

あと、機器の寿命の話も書いておきましょう。
ソーラーパネルの寿命は割と長く、15〜20年使用して2割程度の劣化です。しかし、パワーコンディショナーは結構壊れるようです。10年持つかどうかでしょうか。30年の間にパワコンは1〜2回は交換する事になるかと思います。部品の寿命はそんなに長く有りませんから。テレビも10年くらいで壊れて買い替えますしね。
寿命が長いソーラーパネルですが、これも故障はあります。部分的にショートして発電効率が激減する現象が起きます。これは検査で見つけるのはものすごく難しく、専門の検査を行わないとわかりません。ぱっと見、ソーラーパネルはなにも変わりませんから。こういう事もあり、元を取るのは実は結構難しいのです。

ソーラー発電は、売電して経済的なメリットを求めるよりも、環境貢献する為に出資するという意味合いで導入すべきです。42円の固定単価にしてもずっと続きません。ちなみに、ソーラー発電が普及している国(ヨーロッパ)では、高い単価で買っていると電力会社が破綻するのがわかり、買い取り単価を下げています。

電力問題に対応するにはソーラーが一番なのでしょうか? Noです。
ソーラー発電は昼間しかできません。確かに真夏のピークには効果がありますが、最近は夏よりも冬の方が電力を使っているのです。しかも、朝と夜の2回ピークが有ります。いずれもソーラー発電ができない時間帯。
日本には温泉が沢山有ります。なので、本当は地熱発電をどんどんすすめるべきだと思います。できないのは、温泉業界の圧力と国定公園内に多く熱源が有る事だそうです。温泉業界の圧力は、泉質が変わってしまうかもしれないという恐怖感からだそうですが、そんな浅い所からは取らないので泉質が変わる事は無いとの事です。

これら、知る人ぞ知る知識でして、マスコミも業界も誰も言いません。言わないのは、言ってしまったら売れなくなっちゃうから。
さっきもソーラー発電の勧誘電話がきたのですが、建設業界は冷えきっているのでソーラー発電工事を率先してやっているそうです。これはかなり利幅があり、簡単で、すぐに儲かるビジネスだからと聞きます。そんな中でも、やはり粗悪な手抜き工事をする業者も多数有るようで、工事の後に雨漏りが出たとか、屋根が著しく傷んでしまい何年後かに大規模工事が必要になったという事例もぽつぽつ出て来ているようです。業者選びも重要ですが、ソーラー発電そのものの設置に関しても、よく考えてから導入した方が良いと思います。

私個人としては、大規模メガソーラーに任せるのが一番良いのではないかと。
人が密集する市街地で、電波活用の世界に有害な電磁波ノイズを増やす必要な無いのではないかと。

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内房指令

発生電力を、蓄える事が容易く簡単ならば多少対策が打てるかもしれませんね。家庭用コンセントに直流採用とか直流送配電も。
でもなかなか難しい話ですよね。

今では当たり前のようになった、電車の電力回生ブレーキも起電区間内に力行中(加速中)の電車がいないと回生失効して減速できなかったりとか。(発生した電力を消費するものがないと意味ない。)
本数の少ない区間の車両では、回生不可時に発電ブレーキ(抵抗に流し熱として変換)にも対応するように設計されています。

話がそれますが、電車のノイズ(電動車より)も酷いのでPHSやGPSの電波も受けにくいんですよね。

難しい問題です。
by 内房指令 (2012-09-23 22:39) 

R.SHIMIZU

ソーラー発電推進ははまやかしです。
日本の日照時間を考えるとかなり効率は悪いです。
それより私は太陽温水器の方が効率がいいと思いますね。
電気を効率よくためる事が出来る様になれば別ですが。

では。
by R.SHIMIZU (2012-09-24 01:05) 

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