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ソーラー発電(太陽光発電)ノイズ【2章-6】 コラム [アマチュア無線]

この記事はノイズとは関係ないコラムです。

全国各地で「売電抑制」が起きているようです。

売電抑制とは、ソーラーシステムを設置しても思うように売電できていない(発電していない)状態を言います。
これは、地域に沢山のソーラーシステムが設置されたため、供給量が需要を上回る事で起きます。
既存の電力網に接続されたソーラーシステムは逆潮流という方法で売電しています。
本来電力会社から電力が一方的に送られてくるのが既存の電力網ですが、その電力網に対して無理矢理電力を逆流させて電気を売っているのが逆潮流。
逆潮流させるには、電力網の電圧よりも少し高い電圧で送り出さないと逆流は起きません。

電力網は電圧の変動範囲が規定されています。
その範囲を外れると電気製品が正常に動かなくなり、場合によっては故障や火災が発生するため厳密に管理されています。

売電される電力は基本的に近隣で消費されます。
幹線を越えて遠くの地域にまで逆流させることは出来ません。

すなわち、近隣に多くの発電所が出来ると、買う人が少なくなって売る人ばかりになります。
買う人が居なければ売れなくなり、結果的に売電抑制という状態に陥ります。簡単な理屈ですね。

地域によっては電力網の供給電圧が高めの所もあります。この場合は電力会社が微調整することで(電柱の上に載っているトランスのタップを切り替えます)売電抑制を回避することが出来ますが、これが出来ない地域も当然あります。
また、たとえ電圧を微調整しても、あらたなソーラーシステムが近所に設置されればいたちごっこになります。

日本は既に飽和しつつあります。
これは、今年から買い取り単価が下がったことでも明白であり、供給が予想を超えた増加を意味しています。

ドイツでは世界でいち早くソーラーシステムを導入しましたが、世界でいち早く破綻した国です。
まず、日本も同じですが固定買い取り制度(買い取り単価を保証する)により、買い取った分を電力会社が再販するときに上乗せする金額が急速に増えて、あっという間に電力料金が倍になってしまいました。それゆえ、ドイツは慌てて固定買い取りを廃止して「売り=買い」になりました。
そして今度は不安定な発電状況に対応しきれなくなっています。今までは電力会社がコントロールできていましたが、自然相手はコントロールできませんから当然です。

日本も近い将来同じ状態になることは目に見えています。

セールスマンに言われた通りの売電収入が得られない。
これは予想されていたことであり、すでにシステムの寿命までに元を取ることは不可能になっていると私は考えています。

これからソーラー発電を入れようと考えている方。
エネルギー問題に投資するくらいの気持ちで無いと失敗します。まず、元は取れません。地産地消できれば御の字です。余りを売るなんて話は過去の夢です。
そして、後付けの場合は屋根の負担も増えますから、ソーラーシステム以外の所にも保守費用がかかるでしょう。

無線へのノイズだけで無く、多くの問題を抱えていることが認識いただければ幸いです。
エネルギーの研究開発をしていた手前、こんなことは言いたくないですが、これらは事実です。
報道されないのは、国の政策と業界の問題でしょう。
今、いちばん儲けられていますから。

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しれい

電気屋さん(この場合は、送配電網を理解している人)からみえばわかりきったこと。

時代は太陽光…もう古いです。
複合化した発電システム(小型風力などの併用)と蓄電池でしっかり貯めて安定したシステムにしてください。

近くに消費地が無い場所に、パネルを置いて配電網に売るなんて意味ないです。



by しれい (2014-09-26 17:50) 

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