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ソーラー発電ノイズ(6) [アマチュア無線]

本日、少しだけ進展というか展開が有りましたのでレポートします。

10/16沖縄出張(なんと日帰りです!)からの帰り道、羽田からのリムジンバスの中でメールを受信しました。
このメールは、10/9に出した「本当にパワコンが停止してるか確認して欲しい」に対する「確認と完全停止の日程が決まったら連絡する」という返信の続編でした。
連絡がないな-と思いつつ週末を迎え、連絡がないので確認しても止っているのかどうか解らない状態で再測定しても無意味なので放置してあったのです。それがまるまる1週間たって来たのが次のメール。(要約)

10/10に確認を行いブレーカー含め完全に停止させましたが、ノイズの状態はいかがでしょうか? 連絡していなかったので測定されていないかもしれませんが、状態が解りましたら教えてください。 また、メーカー側の追加対策もそろそろ出てきそうなので、今度はすぐにご連絡します。


10/10に実行してすぐに連絡するはずの件が6日間も放置されていました。
こういう業者なのです。

いい加減頭に来たので、

連絡は迅速に、そしてこちらからの質問には明確に回答してほしい。企業として常識的な対応を求めます。やる気が無いのでしょうか? あまりにも酷い対応が続くようでしたら、調査協力は打ち切って設備撤去させる方向に変更します。と連絡。 さらに、30dB低減の対策※が無理なら距離を離すしか無く、(うんぬんかんぬん:ここに計算式が並ぶ)、最終的には筐体輻射を押さえきれず大変なシールド処理をしないとならないかもしれません。

と、結びました。

※対策前は目標値15dB低減でしたが、8月末の対策によりローバンドのノイズ状態が悪くなりました。これはEMC対策では良くある失敗例で、あっちを押さえるとこっちが飛び出すという現象です。これにはまると抜け出すのに徹夜の連続になります。私もこれに填った経験があります。ほんと、泣きたくなります。

そして本日の夕方になってメール。
レオパレスと連絡を取って相談したところ、お話を聞きたいので日程を調整して貰いたいとのこと。やっとレオパレスが出てきました。7月の第1報以来です。
11月末までは予定がいっぱいなのでピンポイントでの指定になるかもしれません。また、どんな事を聞きたいのか、要点を事前にお知らせください。説明が必要な資料を用意しておきます、と返信しました。

様子が変わってきました。

ここからは完全な予想ですが、メーカーのノイズ対策も限界がきていて、30dBの要求に対して10~20dBがやっとという所に来ているのではないでしょうか。または先に書いたハマリ状態で白旗を揚げてきたのかもしれません。こうなると執れる手段は2つしかありません。1つは設備の撤去(無期停止)、もう1つはお金で示談する。撤去(無期停止)すると設備投資がすべて飛びます。5KW規模ですから助成金を使っても300万はかかっているでしょうし、撤去なら助成金は返さなくてはなりません。ざっと500万位の損失になるのではないでしょうか。つぎに示談ですが、いくらお金を積まれてもノイズまみれのハムライフをこのあと一生我慢できるわけありません。可能性としては30m級(今のルーフタワーで12~15mあるので20mでは全く意味がない)のタワーを建てさせてノイズの影響を受けなくすることくらいでしょうか。これもやってみないと解りませんし、30m級ともなると建築確認が必要なクラスですから費用はかなりかかるでしょう。おそらく撤去と々くらいかかるのではないでしょうか(500万円コース)。しかも確実かどうかも解らない工事。

基本的に永久停止させる方針は変わりません。
メーカーがすばらしい技術力をもって解決したなら、この功績を大々的に広報するくらい賞賛しますが、筐体輻射を含めて3~60MHzのノイズを30dB綺麗に落とすのは「かんべんしてくれよぉ、こんなの無理だよ」と私なら泣きが入りますからね。私もEMC対策は経験ありますし、このあたりの難しさはよく知っています。何度徹夜したことか。

というわけで、状況が急変しそうな気配です。
会って数式と生データをつきつけて、「環境ノイズレベル以下にするのがこちらの要求」と一歩も引かない態度を貫くつもりです。ただでさえノイジーな生活環境なのに、これ以上ノイズを増やされたらアマチュア無線は続けられませんから。

無線を知らない人が読んだら、「なんだよ、このクレーマー」「遊びでここまでやるか?」「無線ごっこよりも環境対策だろ」なんて思うかもしれません。しかし、電波環境も知らぬ間に汚染されつつあるのです。工場が真っ黒の煙をはき続けたり、原発が放射能をばらまいているのと何ら変わりありません。人体への影響はほとんど無いでしょうが、私たちが知らぬ間に使っている電波環境が犯されているのです。この無線電波のノイズに対する規制も法律があります。
電波と言えば、テレビ、ラジオ、誰もが持ってる携帯電話。全部電波を使った物です。そして、これらの技術を掘り起こして来た人たちの中に、アマチュア無線家の功績があることも忘れてはなりません。組織にしばられず、自由に無線技術の追求をしてきた先代のハム達。この人達の力なくして現代の便利な現代は無かったと言っても過言ではありません。もちろん、私もその一人だと思っています。ハムを楽しみながら、無線技術、通信技術を楽しみ、新たな技術開発につなげて行けたらなーと思っています。




ソーラー発電ノイズ(6) ←イマココ
 http://bwt.blog.so-net.ne.jp/2012-10-17

ソーラー発電ノイズ(5)
 http://bwt.blog.so-net.ne.jp/2012-10-14-1

ソーラー発電ノイズ(4)
 http://bwt.blog.so-net.ne.jp/2012-09-09

ソーラー発電ノイズ(3)
 http://bwt.blog.so-net.ne.jp/2012-09-01

ソーラー発電ノイズ(2)
 http://bwt.blog.so-net.ne.jp/2012-08-04

ソーラー発電ノイズ(1)
 http://bwt.blog.so-net.ne.jp/2012-07-28

ノイズ源と思われるパワコン
 http://bwt.blog.so-net.ne.jp/2012-07-16

我がやにもソーラー発電の妨害ノイズが始まりました(Solar EMC)
 http://bwt.blog.so-net.ne.jp/2012-07-15
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white elephant5

太陽光発電のパワコンのことを調べてて、こちらのブログに辿り着きました。高周波ノイズなど、大変勉強になりました。ありがとうございます。是非、私のブログでも紹介させていただきたいのですが、よろしいでしょうか?

by white elephant5 (2013-06-08 21:46) 

sawada

どんどん広めてください。

ただし、ここで扱っている高周波ノイズは一般的に騒がれている人体に影響を与えるような電磁波と比べたら非常に小さいです。電磁波(電波および磁力)は周波数、強さ、そして距離で、人体に与える影響は極端に違いが出ます。なんでもかんでも電磁波とひとくくりに扱うのは非常に危険で、何でもかんでもダメという扱いをしてしまうと市街地には住めなくなります。電気も来ていない田舎で生活するしか無くなります。アフリカのガーナに数100有る無電化村とか。

便利な生活と危険は紙一重ですが、その閾値は科学的にしっかりと計算しなくてはなりません。
by sawada (2013-06-08 22:06) 

white elephant5

どうもありがとうございます。電気関連のことに、大変お詳しくてとても勉強になります。今、電磁波過敏症と化学物質過敏症を発症し、電気を避け、電波を避け、化学物質を避け、電気も水道もない山の中の小屋で暮らし、それでも体調を崩している人がいます。私も今は、多少の電気を使えていますが、これ以上電磁波の野放し状態が続けば、どうなるかわかりません。バイオイニシアティブ2012など、しきい値がわかってきました。 
今の生活より多少不便になるかも知れませんが、健康に暮らすために、役立てたいと思います。ご厚意どうもありがとうございます。
by white elephant5 (2013-06-09 13:19) 

横浜 IEO

はじめまして。
パワコンからのノイズを検索してたどり着きました。
昨年、30年ぶりに自宅にアンテナを上げて無線を復活して、無線は週末の楽しみとしています。
先週、自宅の裏にあるアパートが壊されて2階建てのワンルームができることは知っていましたが・・・何とレオで太陽光パネルを設置するとのこと。
早速、担当営業を通じて、無線に対するノイズの影響についてメールをしたところ、施工業者も無線に対する対策を経験しているとのことで、現在、レオから配線に金属パイプに通すなどの追加の見積もりを業者に依頼しているとのことです。

私自身、あまり知識が無いのですが、レオには施工前に対策方法をについて打ち合わせをしていただくことになりました。

こちらのページをよく読ませていただき参考にしたいと思います。




by 横浜 IEO (2014-05-21 00:37) 

sawada

レオパレスは今回の事例を非常に重く認識しており、対策検討から完了まで時間はかかりましたが精力的に対応してくれました。
また、このノイズ対策はレオパレスの中で共有され、無線通信に障害を与える可能性がある場合はもちろん、それ以外でも標準施工としてノイズ対策を入れていくと約束してくれています。
対策事例は細かく全て指示して開示していますので、社内では情報が既に回っているはずです。

フィルターの入れ方、配線のシールド処理、ノイズに効くアース方法、これら全て惜しげ無く技術を提供してあります。
私もプロですので、このあたりは元々得意とするところです。

最終的に目標とした30dBの低減を超える効果が出ています。S9を超えるノイズがSメーターが降らず耳で聞いてもわからない程度まで押さえられました。やれば出来るのです。

「町田市三輪町の事例」と言えばわかるはずです。
レポートも出してありますので。


さて、レオパレスは私の事例により高いスキルを有していますが、他はどうにもならない感じです。この問題が解決してから、近所には新たなソーラーパネル設置の家が増えています。ノイズ源は確定していませんが、そこからと思われるノイズを感じています。いたちごっこです。
おおむね200m離れていれば影響が無いことは確認していますが、100mだと状況により、10mだと無線が使い物にならなくなります。

by sawada (2014-05-21 00:52) 

横浜IEO

おはようございます。
早速、回答をいただきましてありがとうございます。
レオパレスに対していろいろなノウハウを提供していただいていると言うことで少し安心しました。

しかし、相手が会社である以上、コストは掛けたく無いでしょうから気は抜けません。

また、太陽光パネルによるノイズについて、営業窓口の方は知っている感じは無く、私からの話してsawadaさんの事例を知っかたような様子です。

週末に少し勉強をしたいと思います。

しかし、このHPがあって助かりました。

ありがとうございます。
by 横浜IEO (2014-05-22 07:54) 

横浜 IEO

こんばんは。
営業の方から、本日やっと電話が来ました。
その間、メールをしても返信も無く、電話をするとメールは見ている様子でした。
今週末に工事関係の方を連れて今後の進め方について説明に来るとの事でした。当日、突然説明をされても、困るので金曜日までに資料などがあればメールをいただくことをお約束しただきました。
l今後のことを考えてノイズ探索用のレシーバーを買おうと思いましたが・・・結構高いんですね。
また、最近21MHZで+60dBのノイズが特定方向から出る事もわかったので思い切って購入をしようと思います。

また、お邪魔させていただきます。

by 横浜 IEO (2014-07-14 22:32) 

sawada

うちも最初は苦労しました。
施工業者の動きがとにかく悪く、メールしても返事は来ないし、約束の火になっても連絡は来ないしで大変でした。

レシーバーですが、アマチュア無線をやっているのであればFT-817の様なポータブル機が便利ですが高価です。安価な中国製短波ラジオでも十分役に立ちますので、DEGENのDE208あたりなら4000円で買えますのでお勧めです。SSBは復調できませんが、ノイズ探査なら問題ありません。もちろん、一つ上のDE1103や、TECSUNのPL-660なら申し分ありません。いずれも1万円くらいです。

探索に使ったサーチプローブは「静電シールド型微小磁界ループ」という形式のアンテナです。同軸ケーブルを輪っかにして作ります。ググっていただければ作り方は出てくると思いますが、アマチュア無線で使っているのとは違います。仕事でもつかう、超広帯域でフラットな特性を持っています。確か、周長が1/20λよりも低い周波数で使えます。近傍磁界のみをフラットな周波数特性で探知できるので、どこから漏れているのかをピンポイントで探索できます。
これを受信機の外部アンテナ端子に付けて探りました。

ちなみにですが、レオパレス本社は、「今後取り付けるソーラーシステムには全て最初からノイズ対策をいれる」と言っていました。最初から付けた方が後から付けるよりコストは安く済みますし、トラブル対応も無くなるからです。なので、やるはずなのですけどね。

ノイズは正しく処理すれば必ず止まります。
がんばってください!



by sawada (2014-07-14 22:52) 

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