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iPod touch 第4世代の電池交換 [AV]

1年ほど毎日使っていたら、電池がすぐ無くなるようになってしまいました。
往復の通勤の時(片道90分)に使っているので、基本的に毎日2回充電です。
1年365日から土日を除いて約200日。400回は充電したことになります。

使用した交換キットはこれ。大小2つの工具(ヘラ)が付いています。

DSC01923.JPG

Amazonで1950円でした。

参考にしたサイトはこちら。
http://www.ifixit.com/Guide/Installing-iPod-Touch-4th-Generation-Front-Panel-Replacement/3639/1


重要な下準備。
まず、電池を完全に放電させます。電源が自動的に落ちるまで、スリープ無効、輝度最大にして放置します。バッテリーに残量があるとき(特に満タン)にヒートガンで加熱するのは非常に危険な行為です。バッテリーが破裂しますので、かならず放電させてから作業を行います。
また、iPod touchのバッテリー交換作業は非常に難しいです。
携帯電話や超小型機器の設計や製造の経験が無い人には勧められません。
おそらく、分解段階で破損させて失敗します。


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まず、ヒートガン(ヘアードライヤーで可能)でホームボタン周辺を中心に加熱します。
5秒暖めて、周囲を1周を繰り返すと良いでしょう。
ドライヤーの強度はLOW(弱)にします。

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熱いので左手には軍手をして、下側から開きます。
このとき、iPodは3層構造になっていることに注意します。
下から銀色のバックパネル、黒いベゼル(幅は1mm無い)、ガラスのフロントパネル。
このうちフロントパネルのみを引き上げるので、細い黒ベゼルとガラスの間にヘラを差し込みます。
ヘラは小さい方(薄いほう)で隙間を空け、底辺が全部浮くようになったら大きい方を差し込んで慎重に両面テープを浮かせていきます。開くのはホームボタン直下付近から開いていくと楽です。

DSC01926.JPG
こんな感じに浮き上がらせます。

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両サイドは細い両面テープで止まっているので、ヘラを滑らせるだけで浮きます。
こんな感じで、上面を支点に下から開きます。

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中央の細いリボンケーブルは外れません。切らないように注意します。
WiFiのアンテナが角にあるのですが、フロント側に張り付いていました。これもヘラではがします。
反対側はBtBコネクタなので、ピンセットで起こして外します。
無理に開いてちぎってしまうポイントです。

DSC01935.JPG
上面を支点に綺麗に開きます。
BtBコネクタが外れているのがわかると思います。
ここまでは特に慎重に行います。

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シールド板を固定しているネジを外します。
何種類か使われているので、どこに使われていたのかがわかるように並べておきましょう。

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電源スイッチ部分のホルダー板金を外します。
内側にロックつめ、外側は引っかけ爪になっていますので、内側から外します。

シールド板はネジと逆方向から外すと良いでしょう。2カ所の爪で裏パネルに引っかかっているので、ヘラを差し込んで浮かせるととれます。
同時に、WiFiアンテナを止めているネジも外しておきます。

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基板を外す前に、バッテリーのフレキをハンダで外しておきます。先に外さないとうまくとれません。
このフレキはシリコン系接着剤で固定されていますので、ハンダコテで加熱しながらはがします。そして、先の方からハンダを溶かして、慎重に外します。このとき、金属のピンセットを使うとショートが怖いので、私はセラミック製のピンセットを使いました。

基板を抜くのですが、あっちこっち引っかかってなかなか大変です。
ヘッドフォンジャックとスピーカー、フロントカメラも外しました。これらも両面テープの糊でくっついていますので、少しずつ慎重に外します。外れそうなものは先に外しておくと良いです。じゃないとフレキをちぎってしまう恐れがありますので。

基板は上方向にずらしながら、DOCKコネクタを抜きながら外します。浮いたら左側に開きます。
左上のフレキも外してしまった方が楽かもしれません。4点ハンダしてあるところです。

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基板を外したらバッテリーを外します。
バッテリーは両面テープで留めてありますから、少しずつヘラを入れて浮かせていきます。
このとき、銅箔もバッテリー側に付いてくると思うので、銅箔をちぎらないようにします。銅箔は上側でつながっています。

バッテリーを外したら、銅箔を元の状態に裏パネルに貼り直します。

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新しいバッテリーをつけて、フレキをハンダします。
バッテリーを乗せる位置は、右下に寄せる感じで、ベゼルにある段差にフレキが合う位置にします。なるべく右に寄せないとフレキが届かなくなります。

ハンダはバッテリーに近い方から行います。
事前に基板側の古いハンダはソルダーウイックで吸い取っておきます。
基板に位置合わせをして、ハンダを流します。フレキの穴から吸い込まれます。

最後に端っこをハンダしますが、ここはGNDなので熱が逃げやすくハンダしにくい場所です。
十分に加熱してしっかりとハンダします。

組み立ては逆の手順です。
ネジが余らないように慎重に。

両面テープ部にはヘラが削れたカスが残っているので、すべて綺麗に除去します。
そして、ずれたり集まってしまった両面テープをきれいに成型して平らにします。
BtBコネクタの接続を忘れないようにすべての配線を元に戻し、両面テープをドライヤーで暖めます。テープを温め直すことで、しっかりと再接着させます。

上パネルを戻すときは、上側の爪を入れてからたたむ感じに組みます。
隙間無くしっかりと押しつけて完成。

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作業時間は90分弱でした。


中は両面テープが多用されていて、しかも斜めにビスがあったりと、非常に組み立てにくい構造でした。まず、リペアは考慮されていないと思って良いでしょう。なので、電池交換をメーカーに出すと本体交換になるわけです。別のところで分解して、リペアー用として再度組み直しているのでしょうね。

携帯電話を組み立てた経験のある人(というか、そういう仕事の人)であれば、中を見ればだいたいわかる感じです。しかし、携帯電話を分解すらしたことない人は、どこを外すのか、どこが壊れやすい場所かを見て判断することは難しいでしょう。フレキ基板をちぎってしまう事故が起こると思います。

国内サイトでは交換レポートをほとんど見かけません。
やはり、失敗して載せられないパターンでしょうかね。

というわけで、素人にはお勧めできないです。
壊すつもりでやるなら別ですが、バッテリーは空まで放電させてからやりましょう。
私も強制OFFになるまで放電させてから分解しました。

バッテリーは高温で不安定になりますので、電力が残っている状態で分解することは絶対にやらないようにしてください。加熱時に破裂する可能性がありますので。



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コメント 6

ocr

1年以内に電池が 50% しかもたなくなったら保証で交換してもらえます.AppleCare をつけると2年まで保証されますが,保証料金が 6800 円と,電池交換代と同じなので微妙ですね.
by ocr (2012-04-08 21:20) 

sawada

年末に買ったから15ヶ月かな。
容量は正確に計らないとわからないけど、2年は持たない感じ。
冬の低温環境では30分ほどで警告が出ました。
保証適用かどうかは厳しい基準があるらしいし、確かに2年6800円も微妙かな。

今回の交換作業は、半分以上は趣味ですねー。

by sawada (2012-04-08 21:38) 

R.SHIMIZU

もう1個やりますか?
(^o^)

未来派野郎聴きますか?

では。
by R.SHIMIZU (2012-04-10 23:58) 

sawada

面倒かどうかは置いておいて、第3者のには手をつけたくないって言うのが正直なところ。傷付けたりすると厄介だしね。少なくともベゼルに小傷は付くし、浮きもわずかながら(良く見ないとわからないレベルだけど)残るから。
フレキ切断とかのリスクもあるから、捨てるつもりだけどと言うやつ以外は・・・

未来派野郎懐かしいね-。いいね!
CD出てるの?

by sawada (2012-04-11 00:14) 

JK1FBA

iphoneも同じ運命なんでしょうけれど、見れば見るほどやる気起きないなぁ、これに比べると無線機の分解なんて本当に簡単ですね。
by JK1FBA (2012-04-11 20:42) 

sawada

iPhoneはネジ止めなので分解は楽みたいです。
しかし、携帯電話(無線機器)ですから分解は禁止されています。(技適)

by sawada (2012-04-12 08:52) 

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